とある日の訓練士日記

こんにちは、機能訓練士の小野です。
入居者様と機能訓練室へ移動しているとき、入居者様が施設に置いてある
ピアノを一目見て「ちょっとこれ触らせて!」と嬉しそうにおっしゃられました。
訓練の一環でピアノをひいてもらうと、楽譜を読むこともなく、スラスラと演奏され、
音につられて事務所からも職員が集まり、ミニコンサートのようになっていました!
お話によると、50歳頃からピアノを学び、趣味として楽しまれていたようです。

高齢者においてピアノ演奏を続けることは、認知機能の低下を予防する効果が期待されています。
また、手指の細かい運動機能の向上、関節の柔軟性や姿勢を保持する筋力の維持など、
身体にとって良いことばかりです。
こちらの利用者様は機能訓練の中でピアノを演奏する時間を設けることにしました。
もちろん機械を使った運動や折り紙・塗り絵等の作業療法もマンツーマンで行っております。